高気圧酸素治療とは?
地球上の空気は酸素濃度が21%で、約1気圧の状態です。人間は
その中で生活をしています。
高気圧酸素治療では、酸素濃度の高い高気圧(2気圧)のカプセルの
中に入ることにより、血液中の酸素溶解度が通常の10倍以上に増加し
病気の組織に酸素を多く取り込むことにより、様々な病気の治療効果があります。
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高気圧酸素カプセルによる治療は様々な病気に使われています。
代表的な適応疾患には、脳梗塞、頭部外傷、突発性難聴、腸閉塞、
一酸化炭素中毒などがあります。
高気圧酸素治療の治療時間は計1時間半から2時間程度です。
高気圧酸素治療では、透明な酸素カプセルに入り、カプセルの中の気圧
を大気圧から15分〜20分位かけて徐々に加圧していき、2〜3気圧にします。
2気圧は水深10mの水圧に匹敵します。2〜3気圧まで加圧された高気圧
酸素カプセルの中で1時間安静に過ごし、その後徐々に減圧し大気圧に
戻して治療が終わります。