高気圧酸素カプセルと高圧酸素カプセルはどこが違う?
高気圧酸素カプセルは医療機関で行われている医療機器です。
ベッカムが入って有名になったオアシスO2などの酸素カプセルは高圧
酸素カプセルという、健康機器です。
高気圧酸素カプセルと高圧酸素カプセルの大きな違いは医療機器
であるか、ないかということです。
高気圧酸素カプセルで医療機関によって行われる高気圧酸素療法
は様々な疾病の治療効果が期待できます。
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高気圧酸素療法では、酸素100パーセントのカプセル中に気圧を2気圧
〜2.8気圧にまで高めて治療しますので、血液中に溶け込む酸素量は
高圧酸素カプセルの約11倍とも言われ、麻痺や突発性難聴、脳梗塞、
腸閉塞、などの治療に幅広く使われているのです。
高圧酸素カプセルの場合は、医療機器ではないため、薬事法により、
気圧は1.3気圧までと制限されています。
また、医療用の酸素は使用できないため、空気中よりもやや高い酸素
濃度になっている程度のため、高圧酸素カプセルで体内に取り込む
酸素量はやや増加するくらいで、その効果は医学的には解明されて
いないのが現状です。
医学的な裏づけがないとはいえ、ベッカムや斉藤祐樹投手など多くの
プロスポーツ選手らが愛用しているのですから、まったく効果がないわけ
ではなさそうですが、医療機関で使用している高気圧酸素カプセルとは
全く別と捉えたほうが良いでしょう。
重度の病気や怪我の場合で、医師と相談した上で高気圧酸素療法
が必要とされた場合は、医療機関での高気圧酸素カプセルによる治療
を受けたほうが良いでしょう。