高気圧酸素カプセルと安全
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高気圧酸素カプセルに入る前には看護士と医師による入念なチェック
が行われます。
私が顔面神経麻痺の治療に通っているのは日赤病院です。日赤病院
では、まず看護士さんによる危険物を持ち込んでいないかどうかの
口頭での確認と、チェックシートへの記入、更に別の看護士さんによる
ボディーチェック。
更に担当医師による口頭での確認があります。
初めて高気圧酸素カプセルに入った時は、そんなに入念にチェックする
ほど危険なの?と逆に不安でした。
高気圧酸素カプセルの中は酸素100パーセントですから、正しく使用しな
いと火災や爆発の恐れもあります。
ご存知の通り、酸素は非常に燃えやすい気体ですから、高気圧酸素
療法が行われる部屋は火気厳禁になっています。
高気圧酸素カプセルの中に持ち込んでいけないものの例をあげますと、
ラジオ、携帯電話、指輪、時計、カイロ、ネックレス、ピアス、鍵など。
また化粧の油分も落とし、下着はコットン100%のものを使用します。
ボディーチェックで注射の後のアルコール綿や、点滴用の器具を腕
につけたままだったことがありました。
3度にもわたる入念なチェックは必要なんですね。
ちなみに日赤病院ではICU(集中治療室)の中の1室にあるため、
初めての高気圧酸素カプセルは余計に緊張しました。
後に日本高気圧環境医学会の安全基準を満たした装置であることを
聞き、安心して入れるようになりましたね。